大塚さん

2003年9月6日
『大塚さん』


それは私が小学5・6年生の時に仲良かった女の子。
スポーツ万能で、お勉強もできたし、
なによりいつも元気で笑顔の爽やかな結構美人な女の子だった。

大塚さんと私は同じ小学校に通いつつも
同じクラスになったことはなく、小5で同じクラスになるまで話したことはなかった。
でも、スポーツ万能だし何度かマラソン大会で入賞したり、
リレーのアンカーで3人抜きをして脚光を浴びたり、
当時運動おんちだった私にはうらやましい存在だった。
そんな大塚さんと仲良くなったのは、小5で仲良し女の子グループが出来たとき。
(小学校高学年の女子というものは、べたべたとグループになるのが好きなのはなぜだろう…)


私はあまり大人数の集団になじむタイプではなかったけど
私がいたグループはそんなべたべたしてなかったし
今思うととっても個性的で素敵な子が多かった。
私が一番仲良しだったあきちゃんは近所だったし、目が大きくてしっかりした女の子だった。
一度
『あきちゃんは、グレムリンに似てるね』
と言って、本気で絶交されそうになってびびった。
褒め言葉のつもりだったんだけど…


のぞみちゃんは背がちっさくて、モモンガみたいな子だった。
おなじ書道教室に通っていた。


まみちゃんは、活発で背が高くて男勝りで、スカートなんか絶対にはかなくて、
女子から『男に生まれてたらかっこよかっただろうに…』と残念がられるような子だった。

そして大塚さんである。
私はなぜかとても仲良くなってからも、『大塚さん』と、“さん”づけでしか呼べなかった。

大塚さんは、大塚さんなのだ。

私は中学入学時に引っ越しでてしまい、その後彼女達と会うことはなかった。


風の噂では、まみは中学になって女らしくなり
彼氏もできたらしい。
あきちゃんだけは、その後も手紙をやり取りしていたのだけど
大学になってからは、連絡を取っていない…
最近はどうしているんだろう。
のぞみちゃんは、あきちゃんと同じ中学だったらしいが、その後は不明。

そして…
大塚さんは、今でも大塚さんなのだろうか。


なぜか今日、そんな大塚さんを思い出した。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索